
INTERVEW
創造の プロフェッショナル
営業技術部 機械設計課
1993年入社 細田将史
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Q1
設計の主な仕事内容について教えてください。

私たちの仕事は、お客様から案件を受注するところから始まります。まず、お客様と詳細な打ち合わせを重ね、製品の最終的な仕様を決定します。決まった仕様がない場合は、どのような機械にするかという構想やコンセプトをゼロから考え出すこともあります。
コンセプトが固まると、CADを用いて図面を作成し、同時に強度計算などを行い、技術的な問題がないかを確認します。この設計案を最終仕様としてお客様に提示し、承認をいただけたら、製造部門が製作に取り掛かれるよう、詳細な図面を作成して次の工程へと引き渡します。
その際には、過去のプロジェクトで蓄積された会社のノウハウや実績を活用し、効率的に作業を進めることも重要です。
Q2
どのような点にありますか?
設計の仕事の面白さは
設計の醍醐味は、自分のアイデアを設計に反映させ、それが具体的な形になるプロセス全体にあります。
頭の中にあったアイデアを図面に起こし、それが製造部門や組立部門の手によって物理的な機械として組み上がり、そして実際に動き出す。自分が設計した機械が、目の前で無事に稼働した瞬間は、何物にも代えがたい達成感があり、この仕事の「やりがい」を最も強く感じる瞬間です。
Q3
設計者として成長していく上で、
どのような壁がありましたか?
設計者が「一人前」になるには10年かかると言われています。私自身を振り返ると、キャリアの中で特に大きな転機となった「壁」が二度ありました。
一度目は入社2年目です。それまでは先輩が描いた図面を基に詳細図を作成するだけでしたが、初めて簡単な装置の全体図を任されるようになりました。責任が大きくなったことで、強いプレッシャーを感じたことを覚えています。
二度目は5年目で、お客様との打ち合わせに同席するようになった時です。技術的な知識だけでなく、対人での対応力も求められるようになり、新たな挑戦が始まりました。

Q4
これから設計の仕事を目指す人にとって、
最も大事なことは何でしょうか?
最も重要な資質は二つ、「やる気」と「覚えようという意思」です。
設計の仕事は、深く考え続けることが求められるため、決して楽ではありません。その厳しさを乗り越えるためには、仕事に真摯に取り組むモチベーションが不可欠です。
また、「一人前になるには10年かかる」と言われるように、長い成長過程では一人で抱え込まず、経験豊富な先輩や同僚と話し合い、アイデアをもらう協調性が不可欠です。強い学習意欲と周囲と協力する姿勢があれば、必ず成長できるはずです。
2024年入社 宇田健太郎
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Q5

入社する前と後で、
会社のイメージはどのように変わりましたか?
入社前は、初めての職場ということもあり、社員の方々は厳しい人や怖い人かもしれない、と少し不安に思っていました。
しかし、実際に入社してみると、皆さんがとても親切で、非常に「風通しのいい会社」だと感じました。この印象は細田さんも「社員同士のコミュニケーションはよく取る会社だ」と話している通りです。
プライベートで先輩方と一緒に釣りに行くこともあるほど、良好な人間関係が築けていると思います。
Q6
正直なところ、自分は「まだまだ」だと感じています。特に電気設計は覚えるべきことが膨大にあり、一人前になるには時間がかかりそうです。
そこで、視覚的に記憶へ定着させる工夫をしています。仕事中は必ずメモを取り、一度担当した作業は写真に撮って記録します。そして、その写真をメモに貼り付け、「次に気をつけるべき点」や「改善点」を書き込むようにしています。こうすることで、同じミスを繰り返さず、着実に知識を定着させようと努力しています。
幸いなことに、当社には分からないことをすぐに聞ける文化があります。先輩方が丁寧に、そして徹底的に教えてくださいます。少しでも疑問に思ったことはその場で質問するように心がけています。分からないことを放置すると、思わぬミスや「事故」に繋がる可能性があるからです。このサポート体制は、安心して仕事に取り組む上で非常に心強いです。
現在の仕事で成長を実感する瞬間や、
学習のために工夫していることは
ありますか?
Q7
今後の目標を教えてください。

まずは、担当業務の基本的なことを一つひとつ確実にマスターすることが当面の目標です。そして、その積み重ねを通じて、上司の方々をサポートできるようになりたいです。
将来的には、チームにとって少しでも役に立てる存在になること、それが今の私の最大の目標です。
